去年の春、ボッテガ・ヴェネタのブティックでキーケースの値段を見て固まった。4本しか鍵が入らないのに410ドル。正直「高すぎるだろ」と思ったけど、実物のイントレチャートを触ってみて、まあ納得はした部分もある。で、本題。アウトレット店なら話は変わってくる。同じようなアイテムが180〜250ドルまで下がることもあるし、タイミング次第ではもっと安くなることも。ここまでは間違いなく本当のお得情報だ。ただ、あまり書かれていないことがひとつある。アウトレット版とブティック版、実は同じ商品じゃないケースがけっこう多い。これを知らずに買うと、後で「あれ?」ってなる。
そもそもボッテガのキーケースって何にお金払ってるの
ボッテガ ヴェネタ のブランド性を抜きにすれば、鍵を4〜6個ぶら下げられる小さい革小物。それだけ。じゃあなぜこの値段かというと、答えはイントレチャートという編み込み技法にある。ロゴを主張しない代わりに、この編み込みで勝負してきたブランドだから。職人が手作業で編むので時間がかかる、機械の型押しとは経年変化がまるで違う——というのはよく聞く話だと思う。でも実はここに落とし穴もある。丁寧に編むのは難しいけど、雑に真似するのは案外簡単。だからアウトレットに流れる時点で品質のブレが出やすい。
アウトレットとブティック、実は別物
これ、けっこう知らない人多いんじゃないかな。アウトレット扱いのボッテガ商品、そもそもブティックで一度も売られたことがないものも混ざっている。アウトレット専用に作られたラインで、革のグレードが少し落ちてたり、作りが簡略化されてたり。
| 項目 | ブティック品 | アウトレット品 |
|---|---|---|
| 革の等級 | 最高級 | Bグレードのことも |
| 編み込み | 緻密で均一 | やや粗いことあり |
| 値段 | だいたい34,000〜45,000円 | 18,000〜25,000円くらい |
| 返品 | 通常対応 | 最終セールで不可なことが多い |
| 付属品 | 箱・袋・カード完備 | 省略されがち |
別に偽物って話じゃない。ロゴが同じだから同じ品質のはず、っていう思い込みが違うだけ。
どこで探せばいいのか
ウッドベリー・コモン(ニューヨーク)、ビセスター・ヴィレッジ(イギリス)、デザートヒルズ(カリフォルニア)。この辺りはボッテガの直営アウトレットがあって、在庫が本社から直接来る。転売業者を挟まないってところがけっこう大事。
他にもチェックしたいところ、いくつかある。
- TJマックスのランウェイコーナー。たまにボッテガが並ぶけど、在庫はほんと運次第。
- ザ・リアリールとかファッションフィルみたいな認証済みリセールサイト。状態のいい中古なら、アウトレットより安いこともザラ。
- フラッシュセールサイト。ブティック価格から3〜4割引きで出ることが多い。
- 意外と忘れがちなオフシーズンのブティックセール。これがアウトレットより安いことも普通にある。
ブランド名に変な単語がくっついてる「アウトレット」サイトは、正直近づかないほうがいい。値段が異常に安いと感じたら、その勘はだいたい当たってる。
割引率って実際どこまで信用していいのか
半々くらいだと思う。アウトレット品が安いのは事実。でもタグの割引率、実は結構盛られてることがある。存在しなかった「元値」を高めに書いて、40%オフを大きく見せるやり方だ。
対処法は地味だけど、ボッテガの公式サイトで似たスタイルの今の値段を調べて、自分で引き算するしかない。「44,000円が50%オフ」って書いてあっても、その44,000円が実在した値段かどうかは別問題。
気をつけたほうがいいサイン
アウトレットにあるものが全部怪しいわけじゃない。でも明確にヤバいサインはある。
- 保証カードがない、シリアルナンバーが一致しない
- 編み込みがガタガタ、毛羽立ってる
- ステッチの色が革と合ってない(本来はほぼ同色)
- 返品対応がまったくない
- 値段が安すぎる(1万円切ったらまず疑うべき)
もうひとつ、あんまり言われないけど個人的に大事だと思ってるのが匂い。本物の革って独特の香りがあって、化学臭がしない。よくできた偽物でも、なんとなくプラスチックっぽい匂いが混ざってることが多くて、一回気づくとずっと気になる。
買う前の本人確認、どうやるか
順番はこう。シリアルナンバー→編み込み→金具の刻印。シリアルナンバーは内側の縫い目あたりに熱刻印されてて、付属のカードと番号が一致してるはず。
金具、留め具とかキーリングには「Bottega Veneta」か「BV」って小さく刻印がある。無地の金具は怪しい。中古やリセールサイトで買うなら、店を出る前に写真撮っておくこと。後でモメたとき、記憶より証拠のほうが強い。
で、結局アウトレットで買う価値あるの
自分の答えはイエス。ブティックより3〜4割安くて、編み込みの技術自体は変わらない。革のグレードが多少落ちても、それは十分納得できる取引だと思ってる。
価値がなくなるのは、面倒くさがって楽な方に流れたとき。シリアルナンバー確認するのが面倒だからって素性不明のサイトで買ったり、時間ないからって匂いチェックを飛ばしたり。小さい革小物って、実は偽造業者が一番得意な分野。2,000ドルのバッグほど厳しく見られないだろうって油断されがちだからこそ、逆に注意がいる。
よくある質問
Q: アウトレットとブティック、値段の差はどれくらい?
A: アウトレットは18,000〜25,000円くらい、ブティックは34,000〜45,000円くらい。だいたい3〜4割は安くなる。
Q: アウトレット品の革の質、ブティック品と同じ?
A: 同じじゃないことが多い。等級が少し落ちるけど、編み込みの技法自体は同じ。
Q: アウトレットで買ったキーケース、返品できる?
A: 最終セール扱いで不可なことが多い。ただ直営アウトレットなら不良品には対応してくれるケースが多い。
Q: 偽物を見分ける一番手っ取り早い方法は?
A: 内側のシリアルナンバーと保証カードを照合すること。一致しない、カードがない場合は要注意。
Q: リセールサイトって信用できる?
A: 基本的には大丈夫。出品前に鑑定してるところがほとんどだから、アウトレット店にはないチェックが入ってる。